トラッキング現象を防ぐには「コンセントのお掃除は大切です」


皆さまこんにちは、今日から新たにブログ執筆者に加わったヒロシです。
普段私は電気試験などを担当していますので、投稿初回となる今日は電気について話をしたいと思います。

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突然ですが、皆さまの周りに電気で動くものは何がありますか?
家電製品をはじめ、最近は電気自動車なども多く登場していて、電気がないと動かないものがたくさんあります。身近なところで電気が大活躍していますが、使い方を誤ると重大な事故に繋がります。

製品を使用する上で、メーカさんが記載する説明書通りの使用方法であれば、まず危険性はありません。それは様々な使用状況を予測して、メーカさんが安全に十分配慮しているからです。

ただし製品を使用する上で、皆さまに気を付けていただきたいことがあります。
総務省消防庁がホームページに掲載している

“爆発を除く建物火災の出火原因別表”
(参照:総務省消防庁 http://www.fdma.go.jp/html/data/11kasai_3.html#4’)

をみると、”配線器具”という項目があり、全体の1.7%を占めています。

電気を使用して火が出るの?
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、電気を使う「環境」が良くないと出火することがあります。

ただ「環境」と一言に言っても様々な状況がありますので、今日はその一例を紹介します。
この投稿を読んだ後、ご自宅のコンセント周りをチェックしてみてください。

さて、皆さまの自宅にあるコンセントは、埃をかぶっていませんか。
特に、テレビの後ろや家具の後ろはなかなか掃除ができず、埃が溜まりやすいところです。日々忙しく過ごしていると見落としやすい部分ですが、これが原因となり火災を引き起こすことがあります。
火災に至るまでのメカニズムは、

 

1.時間経過と共にコンセントやプラグの間に埃が溜まる。
2.この埃が何かしらの原因により湿気を帯びると、コンセントの端子の間で
火花放電が繰り返されるようになる。
3.火花放電が繰り返されると、絶縁体が劣化したり埃が炭化して電気を
通しやすくなったりして、本来では電気が流れることがないところで、
電気が流れる下地ができあがる。
4.この状況がさらに継続すると、最終的に意図しないところで放電し
発火に至る。

 

この様な現象を”トラッキング現象”と言い、この現象が起こりやすいか、起こりにくいかを調べるための耐トラッキング性試験という項目があります。

コンセントに使用する材料やコンセントを評価するためにも使われていて、より安全性の高い製品が、メーカさんにより開発されています。
ただ、コンセント自体の性能が上がっても、コンセントがしっかり根元までささっていない、埃が多い環境では、発火の原因を完全に抑えることはできませんので、皆さまのご家庭や職場などでも「使用していないコンセントは抜く」「コンセント周りは定期的に点検・清掃する」などして、これからも安全に電気を使ってください。

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①トラッキング現象は湿気によっても発生します。電気を使用する周りは湿気や水気のないところで使用しましょう。
②出火原因別表の配線器具は、コンセントだけのことではありません。
製品の取扱い説明書に従い、十分注意して使用しましょう。
③法改正以前の製品であったり、電気製品の種類によっては、
耐トラッキング性試験が不要なものもあります。
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シルラボでは各種電気試験サービスを提供しております。
試作品の性能評価や不良の原因調査やその他、ご相談、お見積もりは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

うーん、ちょっと文章が固かったかなぁ。
まぁこれからバンバン投稿していくので徐々に慣れていくでしょう。

あ、そうだ。子どもの頃についついやってしまったこんな事…

 

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高い確率で鼻から流血するし、コンセントが汚れるので絶対にやってはいけません。

 

というわけでそれではまた!
ヒロシでした。

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ひろし

ひろし

<お仕事> 電気試験,熱分析,危険物判定試験など  <趣味> 洗車,車の整備,オーディオ,国内旅行  <特徴> 部屋の隅でひざを抱えて座っているのが好きでたまらない
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