ミクロの世界~本の隙間からこんにちは チャタテムシ~


こんにちは、シーナです。

シルラボはついに3年目に突入です!
これからもどうぞよろしくお願いします。

 

休日にすることがなく、ヒマだったので本を読んでいたところ隙間に動くものを発見しました。
古い本を読んでるとたまに見つける透明な虫です。
シルラボのブログ担当になっていなければ、そのままプチッと潰してしまうところですが
ブログのネタとして捕獲してみました。

 

そして休日明けにマイクロスコープで観察してみました。

チャタテムシ
体が透明なせいか、目が目立ちますねえ。
調べてみるとチャタテムシだということが分かりました。
本の隙間からみつかることが多いことから
「本シラミ」という別名があり、カビをエサにしているそうです。

 

いつものようにSEM(電子顕微鏡)で観察しました。

 

まずは全体のSEM(電子顕微鏡)写真です。
チャタテムシのSEM写真-1
お尻がぷっくとしていてかわいいです。

 

 

別角度でもう1枚。
チャタテムシのSEM写真-2
正面からみると一気に迫力が増しますね。

 

 

そして後ろからも。
チャタテムシのSEM写真-3
いままでムシのお尻は観察したことがなかったですね。

 

 

失礼してお尻をもう少し拡大してみました。
チャタテムシのSEM写真-4
ここが肛門ですかね。

 

 

次に足を拡大してみました。
チャタテムシのSEM写真-5
足先が平べったいようにみえます。

 

 

さらに足先を拡大しました。
チャタテムシのSEM写真-6
やっぱり平べったい。
シーナがピンセットでつまむ時、つぶしちゃったのかも。

 

そこで、別の足も観察しました。
チャタテムシのSEM写真-7
折れ曲がっていて分かりにくいですが、他の足先も平べったいですね。
じゃあ、先ほどの足はシーナがピンセットで潰したわけではなさそうですね。

 

他の部分を拡大してみましょう。
チャタテムシのSEM写真-8
顔を拡大しました。
以前観察したアリに似ているかな、と思いましたがよく観察すると
アリは強力なアゴがありますが、チャタテムシにはないですね。
触覚の位置も違います。

 

 

チャタテムシのSEM写真-9
複眼を拡大しました。
複眼の間にも毛が生えてます。

 

 

チャタテムシのSEM写真-10
背中の辺りを拡大しました。
毛がたくさん生えていて触ったらザラザラしそう。

 

 

マイクロスコープはカラーで観察出来ますが、高低差があるとピントが合わせにくく、倍率も1000倍程度です。
今回のチャタテムシのマイクロスコープ写真のピントは顔にしか合っていませんが、体が透明でちょっと神秘的に感じました(シーナだけ?)。
一方、SEM(電子顕微鏡)はピントが合わせやすく、倍率は数10万倍まで拡大出来ますが、モノクロでしか観察出来ません。
しかし、チャタテムシの観察では複眼の間に毛が生えていたり、背中に毛が生えていたりと、マイクロスコープでは分からなかったことを見ることが出来ました。
観察する機器に特徴がありますので、目的により使い分けすることが重要ですね。

 

ところで、カビをチャタテムシが餌にして、チャタテムシを餌にするのはダニだそうです。
ということは、シーナの本棚にはチャタテムシだけではなく、ダニもいるかもしれません。
以前のシーナだったら、バルサン焚くとか、本を捨てるとかの対策をしたでしょうが
今のシーナは、ダニが発生したらSEM(電子顕微鏡)で観察できる、とちょっとワクワクしてしまいます。

職業病ですかね。

 

The following two tabs change content below.
シーナ

シーナ

<お仕事>シルラボの電子顕微鏡観察担当<専門> SEM/EDX、IRを使用した異物の調査<趣味>国内外旅行、食べ歩き<特徴>ちょっと茨城弁が強い、喋ると残念な人らしい・・・<最近の出来事>虫を見ると捕まえてついSEM観察してしまうので、虫が寄って来なくなった
シーナ

シーナ

<お仕事>シルラボの電子顕微鏡観察担当<専門> SEM/EDX、IRを使用した異物の調査<趣味>国内外旅行、食べ歩き<特徴>ちょっと茨城弁が強い、喋ると残念な人らしい・・・<最近の出来事>虫を見ると捕まえてついSEM観察してしまうので、虫が寄って来なくなった

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)